「戸田ゼミ」について

ゼミの大きなテーマ

  子ども・当事者の「声を聴くこと」を大切にした対人援助職(教育・福祉・心理職)の養成


25年度ゼミ運営方針

■教室は間違うところだ

 ゼミ中は、テーマを深める方向性において、参加者の自由な発言を歓迎します。そして、他者の発言に耳を傾けることを大切にします。はじめから正しい答えを言う必要はありません。私たちの学び・探究には、もしかしたら、正しい答えなんてないかもしれません。間違うことを恐れず、間違いから本質・真実を導き出すゼミを目指します。


■批判的検討をすること、疑うこと

 自分が賛同する意見や論文に出会ったら、また一つの仮説や結論を出したら、必ずその反対意見や異なる考えが記載された論文を探します。単なる現状の肯定や追認は研究ではなく、批判的検討が研究においては必須です。 ゼミの「集団」を大切にし、他者との議論、批判を受けて自分の考えをさらに深めていきます。


■社会問題としてとらえること     

 卒業研究は、「教室」「学校」「子ども」「障害のある人」といった限られた範囲のものが対象(テーマ)となります。しかし、そこだけを見ていても、問題の本質には迫ることができません。その背景にある、あるいはそれを規定している社会にも目を向け、考察することを大切にします。「教室」「学校」の問題の本質は、実は学校外にあるかもしれないことを忘れずに取り組みます。


■データを丁寧にとる

 戸田ゼミにおいては、卒業研究の際は、必ずデータをとることとしています。質的・量的、質問紙・面接法・観察法・実験法等、どんな方法でも構いませんので、かならず「生」のデータを取り、分析することを課題としています。


■3年次  「臨床」の基礎を学ぶとともに、卒業研究の計画を立案する。次のテキストを使用する。

 赤木和重 「子育てのノロイをほぐしましょうー発達障害の子どもに学ぶ」日本評論社 2021

 松本博雄 「特別支援教育:子どもの「声」という視点から」、教育問題の心理学 福村出版 2022


4年次  「臨床」実践に参加するとともに、卒業研究をまとめる。

 

25年度 学部ゼミ生集合

2025年4月9日(水) 学部ゼミスタート みんなで記念撮影


【4年生の卒業研究テーマ】

 ・子どもの意見表明権と「言い訳」

 ・文化的境界者としてのCodaの生きづらさ

 ・児童養護施設入所児のニーズと居場所

 ・陸上競技のパフォーマンスと心理的緊張


25年度 教職大学院ゼミ


25年度は、2年次に1名が在籍しています。

通常学級に在籍する特別な教育的ニーズをもつ子どもへの支援について、理論と学校現場での実践をつなげ探求しています。

近々、大学院生と戸田の共著論文「「交流及び共同学習」における教科の位置づけに関する考察」が公開予定です。

ゼミ活動の様子

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